高齢 Today

高齢に達したことを記念して始めた日々の記録です

驚き会見

Mac をいじり始めたら旧来のいじり癖が出てしまい、復旧にとどまらずパーツ探しをしてみたりして、15年前のマシンでもまだパーツが流通していて、嬉しくなる。
で、ついついグラボやらメモリーやらを探し集め、当時なら逡巡する金額の買い物をして、ウキウキしながら遅い夕食を摂っていたら、五輪関連のニュースが聞こえた。

五輪の調整委員会とやらで来日中のジョン コーツ副会長の記者会見である。
記者の コロナ禍の緊急事態宣言下でも五輪は開催されるか という問いに
「宣言下でもテスト大会が最悪の事態を想定した上で成功している。答えはイエスだ」と強調した。

これは記者会見での発言だ。コーツ氏が映る画面前には組織の会長や事務局長がいる。
私は国家の主権も何も意に介さない IOC の態度に驚いた。
記者はなぜ、このコーツ氏の返答を日本の組織委にぶつけないのか。
組織委として同意なのか、今の社会を歪めている緊急事態宣言はそんなものなのか。
その後、各メディアの速報を追ったが、いずれも、コーツ発言に次いで組織の言う安心安全策を伝えるだけ。せいぜいが政府分科会メンバーの個人的見解を紹介するだけだ。
新聞・テレビもビジネスとして五輪には負うところ、期待するところはあるのだろう。
しかし、失うものが大きすぎる。天秤に乗せるモノを間違えてはいないか?

5/19日の毎日新聞記事・JOC理事 山口 香氏 の発言に少しホッとした気分でいたのだけれど、そんな気分も吹き飛んでしまう。

「五輪に意義ない」 JOC理事・山口香氏、可否判断憂慮 | 毎日新聞


私はスポーツのテレビ観戦が大好きだ。だから、五輪も見るのが楽しみではある。
しかし、こんな社会常識から逸脱したイベントはもはやオリンピックではないし、開催されても見るに堪えないだろう。
こんな状態が、アスリートを遠ざけスポーツを軽視する風潮さえ生んでいる。